株式会社K2 特定建設業許可番号 神奈川県知事許可 (特-30)第69260号 神奈川県横須賀市船越町8-7-12 K2ビル TEL.046-860-0803 FAX.046-860-0804 ────────────── ──────────────
マンションやビルは鉄骨または鉄筋で組み上げた骨組みに、コンクリートの床(天井)、柱、壁を打設してできているのが、躯体になります。
コンクリートは強いアルカリ性を有し、内部の鉄骨や鉄筋を錆から守り、劣化しづらい性質を持ちます。しかし、気温による膨張・収縮、地震・振動などにより表面にひびが入ると、そこから雨水、湿気が内部に浸透し、内部の鉄骨や鉄筋が錆を発生することで膨張し、周囲のコンクリートを破壊することになります。またひびの進行により内部が空気や水に触れることでコンクリート自体が酸性に傾き(コンクリートの中性化といいます)、劣化しやすくなります。
そこで躯体を劣化から守るため、躯体の表面に下地を作成し、壁はタイルや塗装、屋上や床は防水によって、直接躯体が劣化しないよう保護します。下地も膨張・収縮、振動等により、タイルにひびが入ったり、塗膜がはがれてしまい、躯体を保護する機能が失われていきます。躯体が著しい損傷を受けた場合、建物としての機能を失い、建て替えるしか方法はなくなります。そこで躯体を守っている下地を補修することで躯体の損傷を防ぐことが、大規模修繕工事の主な目的になります。